長い夏休みは暑さに負けてダラダラ過ごしがち。。。
でも、実はこの夏休みこそ「基礎学力」を定着させるチャンスですよ。
小学校の間に「基礎学力」を定着できると、中学校以降の勉強がさらに有意義なものになります。
低学力が問題視される今の教育だからこそ、自主的に勉強していかなければいけないと感じています。
高い費用をかけて塾通いをしなくても、自宅でできる勉強方法もたくさんあると思うのですが、我が家で実践したシンプルで確実に基礎学力が定着できる勉強方法をご紹介させていただきます。
目次
基礎学力の低下
今、教育関係者(学習塾も含めて)では、子供達の「基礎学力低下」が問題視されています。
そもそも、基礎学力とは何を意味しているのでしょう?
基礎学力とは読み・書き・計算に代表される、すべての学習を成立させる上で必須の基礎的な知識や技能(教科等の独自の基礎的な知識・技能を含む)
とされています。
現代の子供たちに基礎学力が定着しないのはなぜなのでしょう?
*指導時間が不足している
学習内容を理解できないままに先に進んでも、新しい知識を身につけられないことはおわかりだと思います。
学習内容が十分理解できていない場合、復習時間、学び直しが必要になりますが、学校での授業では教育指導要領に基づいて授業を進めなければならないため、復習、学び直しに使える時間が限られています。
この時間不足を補うかのように学習塾に通う子供が増えていますね。
*理解できないことが子供によって異なる
学び直し時間が少ないため、学校の先生方は放課後補習などの工夫をされているようです。
しかし、子どもによって「理解できていない」部分が様々なため、一斉授業では効果が上がらないのです。
そのため、個別指導が必要となり、ますます時間が不足する事態です。
*子どもの学習モチベーションが低下している
上記のような理由から「成功体験」「達成感」を味わえない子どもは学習意欲が低く、わからない問題が続くとモチベーションががくりと下がるそうです。
「勉強を継続すれば、問題が解けた!!」
「テストの成績が上がった!!」
「通知表の評価が上がった!!」という達成感を味わうことが必要です。
「勉強を頑張った」「テストの点数が上がった」というような体験がないというのは、なんとも悩ましい問題ですね。
学校だけでは時間が十分に足りていないため、学習塾に通う、通信教材に取り組む、親と一緒に勉強するなど、各家庭での協力が必要なところです。
基礎学力を身につけるために
読む、書く、計算においては繰り返しが必要とされるもので、基礎的な学力を身につけるためには、反復がかなりのポイントになるでしょう。
子供が取り組んだ学習量に応じて、学力アップにつながると考えられます。
低学年では特に、反復学習をすればするほど学力アップにつながるはずです。
ゆっくりと過ごせる夏休みは基礎学力向上にはとてもいいチャンスではないでしょうか?
スポーツの世界にいても、芸術の世界においても基礎的な力というのは本人の努力量です。
スポーツ界においては、女子卓球で大活躍する小・中学生選手も多く見られますが
小さい頃から、お家で何回も何回も、何時間もラリーの練習をする親子の姿が特集されていました。
ひたすら撃ち続けることによって基礎力がアップし、さらに次のステップを考えることができるのだと思います。
卓球でいうラリー練習こそが、勉強界においての反復学習になるのではないでしょうか?
そう考えた私は、小学校低学年からひたすら反復学習、
特に時間に余裕のある夏休みにはコツコツと取り組ませました。
反復が「理解」につながりますから、理解できるまで繰り返さなければいけません。
1、2回やって終了~では理解できないことが残り、基礎学力の定着にはつながらないからです。
そこで、理解できるまで、子ども自身の力で解けるまで、ひたすら繰り返し問題を解かせます。
間違えずに解けるようになれば「理解できた」ということですよね。
この反復学習を怠らずに小学校6年間を過ごせば、基礎学力がしっかりと定着するため中学校3年生までは塾要らずでした。
基礎学力を定着させることで「考える力」「忍耐力」「継続性」「発展性」を身につけることができます。
この力があれば、中学校の授業内容も十分に理解することができます。
もちろん、中学校でも反復学習は続けました。
夏休みこそ、基礎学力定着に効果的なと勉強を!
勉強方法は、特に難しいことではありません。
問題集を一冊用意します。
初めは易しいもので、、理解できたら問題集の難易度を上げていきます。
問題集は、必ず全てコピーして使います。
問題そのものに回答を書き込まないようにしてください。
(回答が見えてしまうと、自分で考えることをしなくなります。)
・コピーした問題を解く
・本人以外の人が丸付けをする。
・一問でも間違えがあれば、付箋などで問題集に印をつけておく。
(もちろん、間違った問題はやり直しをします)
・数日後、同じ問題を再度解きます。
前回間違っていた部分が正解できたら、前回のやり直し部分が理解できたということです。
もし、間違っていたらもう一度おさらいをして数日後に再度挑戦です。
これを延々と繰り返していきます。繰り返さなければ基礎学力は定着しませんので・・。
理解できるようになったページの付箋は外していきましょう。
付箋が減っていくことが、子どもの「成功体験」「達成感」につながっていきます。
この繰り返しのみで、勉強方法としては至ってシンプルですが確実に基礎学力が定着します。
基礎学力が定着することで、学校での授業にもすんなりと入ることができ「わからない」ということはなくなります。
小学校低学年では、比較的お勉強できる時間に余裕があります。
この時期だからこそ、基礎学力が定着する勉強方法をしっかりと毎日こなしていけます。
一年経過すると、勉強したプリント枚数(コピーしたもの)はすごい量となります。
学習時間が短い子どもさんに比べて、長い子どもさんはそれぞれのテストの平均正答率が高い傾向にあるという結果もデータとして出ているので、やはり継続することが大切ですね。
すぐに結果が出なくても、積み重ねられたものはしっかりと子ども自身の学力として現れますよ。
夏休みだからこそできるこの勉強方法
学校がある平日は、子供たちも何かと時間に追われるもの。
夏休みの時間があるときこそ、この勉強方法が活かせるチャンスです。
平日は1教科に絞って問題集に取り組みますが、夏休みは2教科、3教科をこなすことができます。
やり直しの時間もたっぷりと取れますので、基礎学力定着のための勉強にじっくりと取り組むチャンスです。
終わったものは、必ずお家の方がチェックしてくださいね。
基本的に、お家の方は「まるつけ」と「コピー」をすることになりますが、
何度やっても間違うような問題は、共に見直す必要があります。
とてもシンプルな勉強方法ですが、確実に基礎学力がつき、学力アップにつながる方法です。
我が子で実証済みですので「長い夏休み、子供に何をさせたら良いかわからない」という方はぜひ、実践してみてください。
参考までに使っていた問題集をご紹介します。
小学校低学年は、中程度のものをたくさんさせました。
その都度、書店にて選んだものをランダムに続けていました。
小学校高学年からはこのシリーズオンリーでした
問題集としては、難易度高めレベルです。
1,2回解く程度では、自分のものにはなりませんので、繰り返し繰り返し自力で解けるまで継続することが必要です。
根気がいりますが、確実に基礎学力が身につきます。
ハイクラステストは中学でも続けていけますよ!!
夏休み 基礎学力の定着を目指す効果的な勉強方法がみなさまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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